インドネシア、スマトラ島中部に位置するテッソ・ニロの森で穴に落ちたバクが発見されました。
住民たちはバクの救出のため力を合わせます。

大人のマレーバクは250kgを超えるものもいるからのぉ
これは大変じゃぞ


住民が穴に落ちたバクを発見すると、まずは水を与えました。


次に穴に降りてロープをかけて持ち上げようとしますがうまくいきません。

今度は穴に出口となるスロープを作ります。



そしてロープの数を増やし、住民みんなで引っ張ります。

もう少しで上がれそうですが駄目です。


最後は穴に入った大人二人が下から押し上げると、



無事脱出に成功。

住民が見守る中、森へと帰っていきました。

ところで、マレーバクの赤ちゃんは大人と違う模様をしておるのじゃが知っておるかの?


マレーバクの赤ちゃんは大人と違い、シマシマ模様になっています。
海外では”watermelon”=”スイカ”などとも呼ばれています。
この柄はバクの生息域である森の中で敵に見つからないようカモフラージュするためのものです。
数カ月後にはこの模様は消え、大人と同じ見た目になります。

遊び疲れた赤ちゃんバクは眠ってしまいました。
メガネフクロウ教授の付け足しメモ

穴に落ちたマレーバクが見つかったテッソ・ニロは熱帯雨林で、アマゾンよりも多くの種類の植物が確認されている豊かなで大事な森なんじゃ

しかし、近年では森林伐採が進み、こうしたバクを含めた動物の住処がどんどん失われていっているんじゃ


テッソ・ニロを含むスマトラ島から日本にも多くの紙製品が輸入されておるんじゃから、決して遠い国の話ではないんじゃぞ
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