獰猛なイメージは間違い?ピラニアの意外性のある13の事実

動物紹介

一般的なピラニアのイメージと言えば、獰猛な気性で、鋭い歯を持ち、桁外れの食欲で牛などの大型動物を集団で襲い、数分で骨だけにしてしまうという感じでしょうか。

しかし、本当の姿は少し違うかもしれません。今回は、あなたのピラニアに対してのイメージを変える、ピラニアについての意外性のある事実をいつくかご紹介します。


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1. ピラニアは人間にとってそれほど危険ではない

ピラニアが人間を食べたという記録はほとんどなく、そのうちの少なくとも3例は、溺死などですでに死亡していました。

ピラニアに噛まれる危険性は、餌が少ないときや、泳いでいる人が川底に産卵するピラニアに近づきすぎたときに高まるかもしれません。スリナム※のピラニア襲撃に関する調査によると、咬傷は、乾季にピラニアの密度が高いこと、人の密度が高いこと、人が水中で騒いだこと、水中に食物や血液をこぼしたこと、と関連していたそうです。

※補足:スリナム

スリナムは南米の小国。かつてはオランダ領ギアナとして知られていた。

2. ピラニアは意外と多様

ピラニアという言葉は特定の種を指す言葉ではなく、南アメリカに生息する肉食を主とする淡水魚の総称です。分類学上ではセルラサルムス科に属します。種の同定、幼魚と成魚の関連づけ、進化の歴史の解明が困難なため、現在生息するピラニアの種数について明確なコンセンサスは得られていません。

とはいえ、ピラニアが多様な食性と行動様式を持つ魚類であることは分かっています。南米の川や湖に生息するピラニアの種類は、30種から60種程度と推定されています。

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3. ピラニアは数百万年前から南米に生息していた

ピラニアは、ベネズエラのオリノコ川流域から、アルゼンチンのパラナ川に至る南米の淡水域に生息しています。ピラニアの祖先は2,500万年前には南米大陸の河川にいたとする化石証拠があり、2007年の研究では、現代の種は約900万年前に共通の祖先から分岐したことが示唆されています。

500万年前頃に大西洋が隆起すると、アマゾンなどの南米河川の氾濫原に海水が拡大しました。塩分の高い環境は、ピラニアのような淡水魚には不向きでしたが、一部は川を上って高地に逃げ込んだと考えられています。遺伝子解析の結果、アマゾンの標高100m以上の高地に生息するピラニアは、300万年前からしか生息していないことが判明しました。

4. 多くのピラニアは植物を食べる

ピラニア・ナッテリー

ピラニアは血に飢えた肉食の魚というイメージがありますが、ほとんどの種が植物も食べているため、雑食動物に分類されます(なかにはベジタリアンもいます)。例えば、ピラニア・ナッテリーは獰猛な捕食者として広く知られていますが、実際は雑食性で、魚以外にも、昆虫、甲殻類、カタツムリ、植物などを食べてます。ピラニア・ナッテリーの胃の内容物を調べたところ、植物は魚に次いで2番目の食料であることがわかりました。

ピラニアの食性は柔軟で、魚の成長や資源の増減に合わせて生涯を通じて変化することが多いです。植物は、ピラニアがより高カロリーな食べ物を探す間の支えになり、また季節によってはより重要になります。2013年に発見されたTometes camunaniは、主にポドステマ科の川草を食べる植物食性ピラニアと説明されています。

Tometes camunani
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5. 鱗を食べることに特化した種もいる

多くのピラニアにとって魚は大きな食料ですが、ピラニアの犠牲になることは、必ずしも獲物にとって致命的なことではありません。他の魚の鱗を主食とするように変化した、鱗食い専門の種もいるのです。

鱗食いはギリシャ語でレピドファジーとも呼ばれ、いくつかの魚種で独自の進化を遂げています。鱗食いは、幼いピラニアに多く見られますが、成体になっても鱗にこだわり、しばしば特殊な狩猟技術を用いる種もいます。例えば、ウィンプルピラニアは、口を開けたまま高速で獲物に突撃し、衝突時に噛み付いて歯で鱗を除去すると同時に、衝突の力で鱗を叩き落とすという行動がJournal of Experimental Biology誌に掲載されています。

ウィンプルピラニア

6. ピラニアの歯はかなり鋭く、交換可能である

ピラニアは、カミソリのように鋭い歯と、容赦ない噛みつきで知られています。ピラニアの成体は、顎に歯が一列で並んでおり、その歯は三角形に尖った形をしています。

ピラニアの歯の形はよく刃物に例えられますが、これは明らかに肉食に適したものになっており、歯のエナメル質構造はサメに似ています。

ピラニアは生涯を通じて歯を失うことが珍しくありません。しかし、サメが一本一本歯を交換するのに対し、ピラニアは生涯で何度も歯を4分割して交換しています。そのため、下顎の半分の歯が欠けているピラニアは、決して珍しいことではないのです。

Piranha jaw bone
ピラニア・ナッテリーの顎の骨
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7. ピラニアが群れを作るのは、安全のためであって、狩りのためではない

ピラニアといえば、大群で大きな動物をズタズタにする摂食行動が有名ですが、これは通常の行動ではありません。ピラニアの獲物は通常もっと小さく、大きな群れで狩りをすることは知られていません。

ピラニアが群れで移動することもありますが、その行動は獲物を探すためというよりは、自分たちの捕食者を避けるためであることが研究で明らかにされています。

© Science Photo Library/Corbis

8. 音を出してコミュニケーションする

例えば、ピラニア・ナッテリーは釣り人の手に乗ると「吠える」(時には噛む)ことで有名です。この鳴き声についてはあまり知られていませんでしたが、最近になって、この種が状況に応じて3つの異なる鳴き声を出すことが判明しました。

前述の吠える声は、ピラニアが威嚇のために互いを睨みつけている時に出す声です。2頭のピラニアが活発に旋回しながら、戦闘を始めると、吠える声は低いうなり声やドスンという音に変わることがあります。これらの音はいずれもピラニアの膀胱で出されるもので、3つ目の歯ぎしり音は追いかけっこをするときに歯で出されます。

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9. ピラニアの咬合力はとても強い

ピラニアは皆さんがイメージするような怪物ではないかもしれませんが、その大きさの割にはとても噛む力が強いです。最大種の1つであるピラニア・ブラックの咬合力は約33kg、これは自分の体重の3倍にもなります。

ピラニア・ブラック(Redeye piranha)

10. ピラニアの語源は「歯の魚」という意味

ブラジルの先住民トゥピ族の間では、ピラニアは”pira nya”(歯の魚)と呼ばれていました。ポルトガル人入植者は、トゥピ族の呼び方から、ポルトガル語のピラニア(piranha)という表記に変更し、それが現在では一般的な呼び方になっています。

11. ピラニアの悪評はテディ・ルーズベルトのせい?

テディ・ルーズベルト(セオドア・ルーズベルト)は、アメリカの第26代大統領ですが、探検家としての一面も持っていました。

彼が1914年に出版した「ブラジルの荒野を行く」で、アマゾンの熱帯雨林にある”疑惑の川”を探検したときの冒険と災難を語っています。ルーズベルトが特に印象に残った動物として書いているのがピラニアで、彼は “血に狂った魚”、”邪悪な凶暴性の体現 “などと表現しています。ピラニアの群れが牛一頭を食い尽くしたのを見たという話も語っていますが、これには仕掛けがあったようです。

Mental Floss誌によると、ルーズベルトが到着する前に、地元の人たちが川に網を投げてピラニアを捕まえ、餌のない水槽に魚を入れておいたそうです。そして、ルーズベルトが来たところで、死んだ牛と一緒に川へ放したので、ルーズベルトはピラニアが死骸を食い尽くす様を目撃することになった、ということのようです。

セオドア “テディ”・ルーズベルト

12. 生態系にとってピラニアは重要

ピラニアは、私たちが想像するような獰猛な捕食者ではありませんが、生態系の中で貴重な役割を果たしています。南米の広い範囲に分布し、時には局所的に多く生息しているため、生態系に大きな影響を及ぼしています。

ピラニアが活発に狩りを行うことで、魚類や他の野生生物の分布や組成を形成するのに役立っており、ピラニアは比較的小型のため、サギやカワウなど他の捕食者の重要な食料源にもなっています。

13. 焼いて食べても、スープに入れてもおいしい

アマゾンのある地域では、ピラニアを食べることはタブーとされています。これは肉食魚に対する共通の文化的認識ですが、一方でピラニアは媚薬であると信じられているところもあります。

ブラジルのパンタナル地方ではピラニアのスープが人気ですが、バナナの葉の上で焼いてトマトとライムを添えたものも多く出回っています。

南米に旅行した際には、一度チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

Reference: 12 Piranha Facts to Sink Your Teeth Into (treehugger.com)14 Fun Facts About Piranhas | Science| Smithsonian Magazine

ピラニアに対するイメージは変わったじゃろうか?

一度、現地で見てみたいものじゃ

コメント

  1. […] ドなどのチャンスを与えてくれる存在なのです!例えば、長い犬歯を持っていて、見た目は獰猛そうなキャラクターの“ディエゴ”も、プレイヤーであるあなたの敵ではないので安心し […]

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