オウムの長寿は脳の大きさに関係している!?

生物学

オウムは比較的長寿な鳥として知られています。しかし、すべての種類が長寿なわけではありません。

その違いは脳の大きさかもしれません。新しい研究が脳の大きさと長寿の関係を明らかにします。


オウムの長寿は脳の大きさと認知能力に関係する

動物行動学者は長い間、ある種のオウムの体が非常に小さいにもかかわらず、なぜこれほど長寿なのか不思議に思ってきました。マックス・プランク動物行動研究所及び進化人類学研究所の研究者たちは、このテーマに新たな光を当てています。オウムの長寿の鍵は、脳の大きさと認知能力にあるのかもしれません。

信頼できるデータを集めるには、生きているオウムを比較する必要がありました。そこで、動物園や水族館の動物の記録を集めた「Species360」と連携し、データを収集しました。これにより、217種、130,000羽以上のオウムのデータを得ることができました。

その結果、種によって寿命に大きな差があることがわかりました。最も寿命が短いのはイチジクオウム(Fig parrot)で、平均寿命は2年です。最も長寿なのはコンゴウインコで、平均寿命は30歳でした。

Fig parrot – Fig parrot – Wikipedia

データを分析した結果、オウムの脳の大きさと寿命には正の相関があることが確認されました。(脳の大きさに比例して、寿命も長くなる)しかし、なぜなのでしょうか?彼らは2つの仮説を立てました。ひとつは、”脳が大きいと知能が高くなり、捕食者を避ける能力が高くなる”、という説。もう一つは、”脳が大きいと成長するのに時間がかかるので、大きな鳥は寿命が長くなる”、というものでした。

この2つの仮説を検証した結果、1つ目の仮説が有力であると判明しました。研究者たちは、体の大きさに比べて脳のサイズが大きいインコは、自然環境における問題を解決するための認知能力を持っており、それによってインコがより長く生き残ることができると考えています。

コンゴウインコ

「これは、一般的により大きな脳が、種をより柔軟にし、より長く生きることを可能にするという考えを示しています」と、研究の主執筆者であるシメオン・スミーレ氏は述べています。「例えば、もし彼らが好物を食べ尽くしてしまったら、新しいものを見つけることを学んで、その結果、生き残ることができるかもしれません」

研究チームは、社会性や文化的学習がどのように長寿に影響するかを調べることで、将来的にこのテーマを探求したいと考えています。

「大きな脳を持つ鳥は、何世代にもわたって受け継がれてきた採食技術を社会的に学ぶことができるため、学習により多くの時間を費やすかもしれません」とスメール研究員は語ります。「この学習期間の増加は、採食のレパートリーをより環境に適応したものにするので、これで長寿を説明できる可能性もあります」

via: Longevity in parrots linked to brain size and cognitive ability • Earth.com

ワシは賢いからきっと何百年も生きることができるぞぃ

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