世界で唯一の飛べないオウム!カカポ(フクロウオウム)の不思議な15の事実

動物紹介

カカポ(正式名称はフクロウオウム)はとても珍しい鳥です。世界最大のオウムであるカカポは、かつてニュージーランドでは普通に見られましたが、人間が持ち込んだ捕食者によって絶滅寸前にまで追いやられました。

現在、この緑と黄色のずんぐりとした鳥は絶滅の危機に瀕しており、ニュージーランド沖の4つの島にのみ生息しています。ニュージーランド自然保護省は、カカポ保護計画に取り組み、この鳥の保護に力を注いでいます。

カカポは、そのファンキーな顔の毛やレックと呼ばれる求愛の儀式など、とても面白い鳥です。ここでは、このユニークな鳥にまつわる15の不思議な事実を紹介しましょう。


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1. すべてのカカポに名前が付けられている

現在、カカポは211羽の成鳥が確認されており、広範囲に渡ってモニターされています。1995年には51羽しか確認されていなかったため、これは大きな飛躍と言えます。

この鳥は生息数が極めて少ないため、すべてに名前が付けられています。名前はカカポ保護計画のメンバーによって命名されます。古い鳥には通常、Boomer、Flossie、Ruthといった英語の名前がつけられていましたが、最近のヒナには、Ra、Ruapuke、Taeatangaといったマオリ語の名前がつけられています。

また、自然保護活動に関わっている人物の名前が付けられた鳥もいます。例えば、Attenboroughは自然保護活動家のデイビッド・アッテンボロー(Sir David Attenborough)にちなんで名付けられました。

2. オウムというよりもフクロウのような見た目

カカポの羽は、緑、黄色、黒、暗褐色が混在しています。カカポは、オウムというよりもフクロウに似た姿をしており、フクロウオウムと呼ばれることもあります。

灰色の毛を生やした顔は、まるで頬髭かモミアゲを生やしているかのようです。羽の上にはシェブロンと呼ばれる黒とこげ茶の斑点が散在し、下には黄色が多く、苔むした緑がかった黄色の斑点があり、足は灰色です。

学名のStrigops habroptilaは、動物多様性ウェブによると「フクロウのような」という意味で、目、耳、くちばしを囲む灰色の毛がフクロウのようであることを指しています。

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3. 夜行性の一匹狼

カカポはマオリ語で、「夜のオウム」を意味します。この鳥が夜間の単独行動を好むことから付けられました。保護計画のメンバーは、日中は寝ていて、夜になると森の中を単独で歩き回ることから、このオウムを「真夜中の放浪者」と呼んでいます。

日中は木の上でじっとしていて、夕方になると一匹で餌を探しに出かけるのが一般的です。繁殖や子育ての時だけ仲間を探す、比較的孤独な鳥なのです。

しかし、この鳥が存在感を示さないというわけではありません。ニュージーランド自然保護省によると、近くの鳥とは大きな鳴き声でコミュニケーションをとっているようです。

4. カカポはシングルマザー

繁殖の仕事が終わると、オスは去ってしまうため、メスは一人でヒナを育てるようになります。メスは通常1~4個の卵を産みます。

メスは夜、餌を探す間、生まれたばかりのヒナを一人にしておかなければなりません。さらに、ヒナの巣は匂いがするため、捕食者に見つかりやすく、狙われやすいです。通常、ヒナは10週間ほどで巣立ちますが、多くの場合、生後6ヶ月になるまで母親が餌を与え続けます。

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5. カカポはゆっくりと生きている

カカポ保護計画によると、カカポは「人生をゆっくり生きている」とのことです。オスは4、5歳、メスは6歳くらいにならないと繁殖を始めません。

さらに、繁殖は毎年行われるわけではありません。繁殖は通常2〜4年おきに行われ、餌の有無に左右されるようです。彼らは通常、ニュージーランド固有のリムの木が実るときだけ繁殖し、それは約2〜4年ごとなのです。

6. カカポにとって求愛は真剣勝負

繁殖期になると、オスは目立つ岩や丘の上に行き、体を風船のように膨らませ、ソニックブーム※のような音を放ちます。

この「ブーン」という音は、興味を持ったすべてのメスに、オスが交尾する準備ができたことを知らせるものです。20〜30回鳴いた後、「チーン」という甲高い金属音を出します。これはオスの位置を特定するもので、これによりメスはオスを見つけることができます。

この「ブーン、チーン」という鳴き声は、2〜3ヵ月の間、毎晩8時間くらい続くこともあるそうです。これはレックと呼ばれる特殊な繁殖方法で、オスが集まって見栄を張り、交尾する相手を競うのです。

注釈:ソニックブーム

ソニックブームとは、超音速機の超音速飛行など、大気中を音速より速く移動する物体により発生する衝撃波が生む、轟くような大音響のこと。(出典:ソニックブーム – Wikipedia
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7. カカポ保護のために尽力した一人の男性がいる

1893年、当時はあまり関心を持たれていなかったこの鳥を救うことを自分の使命とした男性がいました。リチャード・ヘンリーは、この鳥の個体数が激減していることに気づき、正式な科学的訓練を受けていなかったにもかかわらず、ニュージーランドにフェレットやイタチが流入したことが鳥の絶滅につながったと正確に突き止めました。

彼はリゾリューション島の管理人となり、何年もかけて本土から島まで何百羽もの鳥を船を漕いで運び、危険から遠ざけたのです。そのため、最も重要なカカポの1羽は彼の名前にちなんで名づけられました。

“リチャード・ヘンリー”を抱く男性

8. 多彩で大きな鳴き声

カカポは普通のオウムと同じようにも鳴きますが、もっと多彩な語彙を持っています。ロバの鳴き声や豚の鳴き声のような音も出します。

オスのカカポは胸部の気嚢が大きく、これを膨らませることで大きな鳴き声を出すことができます。このような気嚢を持つオウムは彼らだけです。静かな時であれば、その音は遠く5キロメートル先からも聞こえます。

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9. 新たな脅威にさらされている

復活を遂げつつある鳥ですが、新たな脅威にも事あるごとに直面しているようです。最も新しいのは、空気中のカビによって引き起こされるアスペルギルス症という呼吸器系の感染症です。これは人間が感染するのと同じ菌です。

2019年には9羽がこの病気で亡くなりましたが、研究者は、アスペルギルス疾患が始まったWhenua Hou島の巣に、大量の胞子がかかったことが原因だと考えています。胞子によるストレスの増大は、免疫力の低下に繋がったと考えられており、研究者たちは今後の感染数を減らすため、この問題に取り組んでいます。

10. 気づかれると固まってしまう

有効な防御方法ではないかもしれませんが、カカポは邪魔されたり怯えたりしたとき、動かないようにすることで、気づかれないようにします。

カカポは、ニュージーランドにおける捕食者のほとんどが鳥類で、目視で狩りを行っていた時代にこの行動を身につけたと思われるため、この方法が有効だったのかもしれません。しかし、嗅覚を使って狩りをする捕食者にとっては、それほど良い方法ではないようです。

そして、後述するように、カカポはかなり強い独特のにおいを持っているので、固まっていても、捕食者は簡単に見つけることができるのです。

11. カカポは屋根裏部屋のようなにおいがする

カカポは、特に羽毛を落としたときに、一種のカビ臭さがあります。ニュージーランドのクライストチャーチにあるカンタベリー大学の生物学者ジム・ブリスキー氏は、ナショナルジオグラフィックに、カカポは「カビ臭いバイオリンケース」のような臭いがすると語っています。

また、カカポは心地良い、甘い香りがすると言う人もいます。ニュージーランドの環境団体テラネイチャーは、「ハチミツや花のような甘い香り」と表現しています。

いずれによせ、このような特徴的なにおいがあると、鳥たちはお互いを見つけやすくなりますが、その分、捕食者にも見つかりやすくなってしまいます。

12. 体重が重い

鳥の中でもカカポの体重はトップクラスです。大人のオスは体重が2kg以上あり、体長は0.6mほどあります。平均的な体重は、オスが2〜4キログラム、メスが1〜2.5キログラムほどです。

それに比べ、アマゾンの各種オウムは体長25〜43センチ、体重0.17〜0.7キログラムほどしかありません。

13. カカポは飛べない

カカポは大きな翼を持っていますが、空中に飛び上がるために使うことはありません。その代わり、高いところから飛び降りるときにバランスを保ち、速度を落とすために翼を使っています。ゆっくりと着地できるよう、地面に向かって羽ばたくのです。

New Zealand Birds Onlineによると、カカポはきれいには飛べず、「せいぜい制御された急降下ができる程度」と記載されています。

体重の軽いメス鳥であれば、オスよりはもう少しうまく飛ぶことができます。翼を使って3〜4メートル滑空してから着地します。

14. 長生きな鳥

カカポは平均58歳で、90歳まで生きることもあります。カカポは飛ぶ必要がないため、代謝率が低くなります。つまり、カカポの1日のエネルギー消費量は少ないということです。

ニュージーランド鳥類学会の学術誌『Notornis』に掲載されたある研究では、カカポの1日のエネルギー消費量は、あらゆる鳥類の中で最も低いと発表しています。このような低いエネルギー消費は、この鳥が長寿である理由の一端を担っているそうです。

15. カカポのなかには、とても有名な個体もいる

この鳥を扱う研究者は、彼らがそれぞれ独自の個性を持っていることに気づかされます。多くは好奇心旺盛で、人間との交流を楽しんでいるようです。

BBCの特集番組で、シロッコという名のカカポが、動物学者のマーク・カーワーディン氏の頭と交尾をしようとして、世界的に有名になりました。シロッコは現在、ニュージーランドの自然保護活動のスポークスバードになっています。

シロッコは人間界で活動していたこともありますが、今は自然の中で生きており、定期健診のため発信機が取り付けられています。

また、FacebookTwitterのアカウントを持っており、多数のフォロワーを抱えています。

シロッコ

via: 15 Facts About the Oddball Kakapo (treehugger.com)
reference: Kākāpō – Wikipedia

とても面白い鳥じゃ!

フクロウという名前が付けられているならもう仲間じゃな

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