あまり知られていないイルカの楽しい12の事実

動物紹介

イルカは世界中に生息する海洋哺乳類です。その多くは温暖な熱帯の海に住んでいますが、実はいくつかの種類のイルカは川で暮らしています。

また、イルカは非常に知的で、人間よりも大きな脳を持っており、鏡に映る自分を認識し、共感することができます。ときには死んだ仲間を弔うことさえあります。

今回は、まだあまり知られていないイルカの楽しい事実をいくつかご紹介します。


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1. イルカは肉食動物

ハンドウイルカ

イルカは、魚やイカ、タコ、甲殻類など、さまざまな海洋生物を食べます。小型のイルカは、魚などの小さな獲物を食べ、シャチのような大型のイルカは、アシカ、海鳥、サメ、ペンギンなど、より大きなものを食べます。

また、イルカは群れで協力して狩りを行うことがあります。協力して獲物を囲み、逃がさないようにしながら獲物を小さく密集させるまで旋回し続けます。獲物を閉じ込めたら、イルカたちは交代でその輪の中を泳ぎ、逃げ遅れた魚を捕らえるのです。

ときには地形を利用し、獲物が逃げられないように川岸や浅瀬に追いやったりすることもあります。

イルカにも歯はありますが、ほとんどのイルカは食べ物を噛むために歯を使うことはなく、頭から丸呑みにします。歯は身を守るためや獲物を捕まえるために使うのです。

イルカの胃は4つあり、1つは食物を貯蔵するため、残りの3つは消化のために利用します。

2. 脳の半分で眠っている

イルカやクジラの睡眠は一風変わっています。半球睡眠と呼ばれるこの睡眠方法は、脳の半分だけで眠ることを意味します。イルカは眠りにつくとき、脳の片方の半球を停止させ、反対側の目を閉じます。これにより、イルカは眠りながら周囲の状況を把握し、呼吸を調節することができるのです。

イルカがこのような睡眠スタイルに進化したのには理由があります。脳の半分を使って眠ることで、筋肉の動きなど特定の生理的プロセスを継続させることができ、イルカのような恒温動物の、海での生存に必要な体温の維持に役立っています。

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3. イルカは長生きする

ミナミハンドウイルカ

イルカの寿命は様々ですが、ハンドウイルカはなんと20~50年も生きるそうです。イルカの年齢を調べるには、獣医師が歯の内側の輪を数えます。1本の成長輪が1年の寿命を示します。

飼育されているイルカは、一般的に寿命が短いとされています。たとえ保護され、十分にケアされていても、飼育下での寿命は短くなるのです。食生活、社会構造の欠如、閉鎖的な環境などが寿命の短さの原因となっています。

死亡率が最も高くなるのは、イルカが生まれてからの2年間です。この時期は、病気や捕食者、悪天候の影響を最も受けやすい時期です。

4. 時速40km以上泳ぐことができる

ハンドウイルカは、通常は時速9~17km程度で泳ぎますが、急いでいるときや何かから逃げようとしているときには時速40kmで泳ぐことができます。

このように速く泳ぐために、イルカは尾びれを使って水中を突き進む推力を得ています。尾びれには柔軟性があり、イルカはその柔軟性をコントロールすることができます。イルカが速く泳ぐときには、尾びれはより硬くなります。イルカがどのように尾びれの柔軟性を制御しているのか、まだ正確にはわかっていません。

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5. イルカの皮膚は滑らかで毛がない

ネズミイルカ

イルカの皮膚はとてもユニークです。皮膚は通常、灰色で、滑らかく、滑らかな肌触りで、ゴムのような質感があります。

この柔らかさは、イルカの皮膚細胞の再生スピードの速さによるものです。イルカの表皮は常に入れ替わっており、わずか2時間で再生することができるのです。表皮が入れ替わることで、体を滑らかに保ち、効率よく泳ぐことができます。

また、表皮は非常に厚く、他の哺乳類の表皮の10倍から20倍も厚くなっています。

イルカにもまばらに毛根がありますが、毛があっても生前か生後すぐに抜け落ちてしまいます。また、汗腺もありません。

6. イルカの集団はポッドと呼ばれる

イルカはポッドと呼ばれる社会集団で生活しています。ポッドの中のイルカの数は、2頭~15頭くらいまで様々です。外洋では、数分から数時間、いくつかのポッドが一緒に行動することもあります。

母イルカと子イルカは、3年から7年一緒にいます。ポッドは複数世代で構成されることもあり、母子のペア、幼いイルカ、大人のオスのイルカが含まれることもあります。

ポッド内には社会的階層が存在することが多く、例えばハンドウイルカは、噛みついたり、追いかけたり、尾を水に叩きつけたり、他のイルカに体当たりしたりして、攻撃性や優位性を示します。

また、歯で互いを引っ掻く「レーキング」で攻撃性を示すこともあります。

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7. 大きさはさまざま

スナメリ

イルカの大きさは、性別、種類、年齢、住んでいる場所など、さまざまな要因に左右されます。

最も小さいイルカはマウイイルカで、体長は最大で1.6メートル程です。一番大きなイルカはシャチで、体長は7.5メートル以上にもなります。

平均的な大きさのイルカの体長は約2.5メートルほどです。川で生活するイルカは、狭い場所を泳いだり、急なカーブを曲がったりする必要があるため、あまり長くはなりません。

一般的にオスはメスより大きく、赤ちゃんイルカは大人のサイズに成長するのに何年もかかります。

8. 種類によっては絶滅の危機に瀕している

イルカの中には、ハンドウイルカのように数が豊富なものもいますが、絶滅の危機に瀕している種もいます。

マウイイルカ
マウイイルカ

マウイイルカは実はマウイ島には生息していません。ニュージーランドの沖合に生息し、イルカの中で最も絶滅の危機に瀕している種です。

現在の最大の脅威は、刺し網のような漁具に絡まることで、専門家は、イルカが絡まるのを防ぐための対策を講じなければこの種の絶滅が間近に迫っていると考えています。

インドカワイルカ
インドカワイルカ

インドカワイルカは、インド、パキスタン、バングラデシュ、ネパールの河川に生息するイルカです。人間の活動により、その数は減少しています。ダム建設による生息地の破壊や、公害、漁具の絡まり、乱獲による食料の枯渇などが危惧されています。

ヨウスコウカワイルカ
ヨウスコウカワイルカ

ヨウスコウカワイルカは、かつて中国に生息していたイルカですが、現在では絶滅したと考えられています。2006年に大規模な調査が行われましたが、一匹も発見されませんでした。漁網の絡まり、汚染、生息地の破壊など、人間の活動が絶滅の原因となったのです。

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9. 人間よりずっと長く呼吸を止められる

ほとんどのイルカは、8~10分間も水中にいることができます。中には15分も水中にいられる種もいます。彼らは水中に潜るとき、筋肉のフラップで覆われた噴気孔で呼吸をします。これにより、肺の中に水が入るのを防いでいます。

イルカの肺の組成は人間とは異なります。イルカの肺には、肺胞という小さな気嚢がたくさんあります。ほとんどの哺乳類は、酸素を運ぶ毛細血管が1層しかないのに対し、イルカには2層あります。イルカの肺を包む膜は弾力性があり厚いため、肺から血流への気体の移動がより効率的に行われます。

また、イルカは潜水するときには選択的に血流の循環を行います。皮膚、消化器官、四肢への血流は、水中に入ると遅くなるか、停止する一方、脳、心臓、尾の血流は機能しています。

海中に深く潜っていくときの圧力で、肺から鼻腔に空気が押し出されます。イルカは、できるだけ長く潜っていられるように、最後の一滴まで酸素を搾り出すことができるのです。

10. アマゾン川にイルカがいる

アマゾンカワイルカ

アマゾン川に住むアマゾンカワイルカは、ピンク色の肌でよく知られています。興奮すると色が濃くなることがあり、これは人間が赤面するのと同じような現象です。

体長は2.5メートルほど、体重は成長すると100kg以上になります。川で生活していることもあり、通常2〜4頭の小さな群れで行動します。

また、アマゾンカワイルカは首の椎骨が融合していないため、他の種よりも俊敏で、頭を180度回転させることができます。これは、川を泳ぐ際に、木の幹や岩、大きな貝殻など、水中の障害物を泳ぎ抜けるようにするためです。

11. 非常に高い知性を持っている

イロワケイルカ

イルカの脳の重さは、人間の1300グラムに対し、1600グラムもあります。脳は大きいだけでなく、複雑な新皮質(自己認識と問題解決を可能にする脳の部分)を持っています。

実際、生後6か月のイルカが、鏡を使って自己を認識できるかを測る「ミラーテスト」に合格しています。このミラーテストに合格する動物は、大型縁人類を含む、ごくわずかな種類だけです。

さらに、研究者はイルカの頭の中に、感情や社会的認知をつかさどる神経細胞であるガングリー・ニューロンを発見しました。人間のトレーナーの非常に複雑なジェスチャーを理解することができることでも、その知能を発揮しています。

また、イルカは道具を使うことがあります。イルカは水底で餌を探すとき、海綿を拾って鼻を保護することが観察されています。

12. イルカは社会性が高く、強い絆で結ばれている

イルカは1頭の子イルカを産むと、生まれてから長くて7年間ほどを一緒に過ごします。このような長期的な家族の絆は動物界では珍しいものです。また、イルカは群れで泳ぐのが好きで、1000頭もの異なる種のイルカの群れが見られることもあります。

高い社会性を持つイルカは、集団を維持するため、様々な社会的な行動を見せることがあります。

一匹のイルカが怪我をすると、他のイルカが協力して、30分ごとに呼吸のために水面に上がるのを助けることがあります。ときには、他の動物や人間でさえも、困っているときに助けることが知られています。

また、イルカは自分の存在を他のイルカに知らせるために、口笛のような鳴き声を持っています。この口笛のほかにも、イルカはさまざまな鳴き声を発することでコミュニケーションをとっているのです。

科学者たちは、イルカの言葉をアルゴリズムと長期録音装置を使って研究し、イルカが何を言っているのか、そのパターンを解明しようと試みています。もしかしたら、海の中の世界を理解するための “ロゼッタストーン”が発見される日が来るかもしれませんね。

reference: 20 Fun Dolphin Facts You Never Knew » Marco Island Dolphin Tourすごい自然のショールーム — 半分起きて半分寝る ~イルカの睡眠方法~ (nature-sr.com)2012/08/04 イルカ・クジラ入門 4 | えのすいトリーター日誌 | 新江ノ島水族館 (enosui.com)New Zealand Maui’s dolphins face extinction – YouTubeカワイルカ科 – WikipediaBaiji – WikipediaAmazon river dolphin – WikipediaIs a Dolphin a Person? | Science | AAASミラーテスト – Wikipedia

イルカは水中に住んでおるから、陸上の生物よりも、その知能を測るのが難しいのかもしれんな

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