金曜日の夕方、アメリカ・フロリダ州リーハイエーカーズの道路では、交通の喧噪から一転して、移動中の子犬たちの楽しげな合唱が聞こえてきます。
この時間帯になると、時計仕掛けのような犬の電車が走り出し、乗客たちの生活を明るくしてくれるのです。

アリス・ジョンストンさんと夫のポールさんは、コスタリカで動物保護施設を運営した後、約8年前にリーハイエーカーズに引っ越してきました。しかし、彼らは単独で移住したわけではありません。そこで世話をしていた10数匹の犬たちも一緒に連れてきました。彼らはみな、路上で保護された犬たちだったのです。
そして、郊外に移り住んだジョンストン夫妻は、工夫を凝らすことにしました。
「たくさんの犬がいるので、もちろん全員を散歩させたり、車に乗せてドライブに行ったりすることはできません」とアリス・ジョンストンさんは語っています。
「そこで、主人は犬たちを連れて外出できるように電車を作り、地域内を走らせました。主人は芝刈り機で列車を引っ張り、私は小さなスクーターで主人の後ろを走り、彼らが安全かどうか見守っています」

幸せな犬たちの姿は、見ていて飽きません。
ワンダーランド・エクスプレスのアイデアは、テキサス州の男性が救助した子犬のために犬の列車を作ったことに端を発しています。ジョンストン夫妻の愛犬たちも、この列車をとても気に入っています。
「犬たちはとても興奮して大喜びです。彼らは私たちよりも、金曜日が特別な日であることを知っています」
しかし、毎週のお出かけを楽しみにしているのは、子犬たちだけではありません。
「毎週、私たちを待ってくれている人たちがいるんです。中には犬におやつをくれる人もいます。彼らは私たちの電車が来るのを楽しんでくれています」
ジョンストン夫妻は、この列車が注目を受けることを非常に有効に使っています。
「私の夫は、里親になることを勧める看板を電車のあちこちに掲げています。ホームレスの犬がたくさんいますが、彼らは素晴らしいペットになります。このような犬たちにチャンスを与えるために、私たちができることなら何でもします」
ジョンストン夫妻は、犬の電車”ワンダーランド・エクスプレス”を宣伝するつもりはありませんが、人々が喜んで見てくれるのは嬉しいとのことです。彼らにとっては、犬たちが楽しむこと、そして里親になることの喜びを広めることがすべてなのです。
「犬たちにセカンドチャンスが与えられることは、私たちにとって大きな喜びです。そして、犬たちに良い生活をさせてあげられるという満足感もあります」

reference: Couple Has The Sweetest Way Of Taking Their Rescue Dogs Out On Little Adventures – The Dodo

素晴らしいアイデアじゃな
多くの犬が新たな里親のところへ貰われていくと良いのぉ
コメント