ある日、女性のもとにメッセージが届きました。内容はあなたの猫を発見したというのです。
彼女はとても信じることができませんでした。なぜなら、その猫が行方不明になったのは7年も前であり、発見された場所は2,400キロも離れた場所だったからです。

7年前、デニス・シリーさんが娘の10歳の誕生日パーティーを開いていたとき、大切にしていた猫のアッシュが逃げ出してしまいました。いなくなったことに気が付いた二人は、アッシュを探しまわりました。
二人が住んでいるのはメイン州の田舎で、いたるところに大型の肉食動物がおり、最悪の事態になることを恐れていました。数週間にわたって捜索しましたが、ついにシリーさん達は諦め、悲嘆に暮れました。
それから7年後の2022年2月、突然シリーさんの元に連絡が入りました。
「フロリダの保護施設から、私の猫を見つけたという留守電が入っていて、変だなぁと思いました。私は彼らに電話して、『番号を間違えていますよ』と言うつもりでしたが、彼らは『私たちはあなたの猫を見つけた』と言うのです。私はメイン州に住んでいるのに、そんなところに猫がいるなんてありえないと思いました」
この7年の間に、アッシュはどういうわけかメイン州の自宅からフロリダ州のロングウッド、つまり2,400キロの距離を移動していたのです。
フロリダ州はキューバの上の半島にあり、メイン州は北東の一番端にあります。
混乱するシリーさんは、マイクロチップに表示された場所のひとつが、子猫だったアッシュを引き取った場所であることを知りました。その時、彼女はようやく発見された猫がアッシュであると確信したのです。
「私は聞いたんです。『それは灰色のトラネコですか?』って、すると彼らは『ええ、メスで灰色のトラネコですよ』と言ったんです。私は”なんてことなの!”と思いました。間違いなくアッシュです。もう6年半も姿を見ていなかったのに」

アッシュは、身寄りのない猫たちの世話をしていた地元の夫婦によって、フロリダの保護施設に引き渡されました。しかし、しばらくして彼女の健康状態が急速に悪化しているように見えたので、彼らはアッシュを獣医に連れて行き、彼女のマイクロチップをスキャンしました。

当初、どのようにしてアッシュを家に連れ帰ればいいのかわかりませんでした。彼女の医療費と飛行機代の問題で、しばらく時間がかかると思われました。
しかし、フロリダに住む友人のジャネット・ウィリアムズさんが快く協力してくれました。彼女は、アッシュを一時的に自宅で預かるだけでなく、クラウドファンディングを立ち上げて費用を集めてくれました。
そして、すぐに十分な資金が集まり、アッシュは家に帰ることができるようになったのです。

「マイクロチップは奇跡を起こすんです。安全ですし、猫に害はありませんし、GPSもありませんから、あなたやあなたのペットを追跡することもありません」
結局、アッシュがどのようにしてフロリダまでやってきたのかは謎のままです。
フロリダの友人のジャネットさんは、「私はしつこくアッシュに尋問してみたのですが、駄目でした」と言っています。
reference: “Microchips Work Miracles.” Missing Cat Found 7 Yrs Later — And 1,500 Miles Away! (inspiremore.com)

日本でもマイクロチップの装着が義務化されるんじゃ
こんなかんじで迷子の犬や猫が見つかるようになるかもしれんのぉ
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