どんなに訓練された犬でも、時に本能のままに走り回り、練習が水の泡になる瞬間があります。しかも、その瞬間は最悪のタイミングでやってきました。

ゴールデンレトリバーのルーキーは、マイナーリーグの「トレントン・サンダー」というチームで”バット犬”として働いています。”バット犬”というのはその名のとおり、試合中、バットを拾ってベンチまで運ぶのが仕事です。
この日は通常のホームスタジアムではなく、「バッファロー・バイソンズ」対「リーハイバレー・アイアンピッグス」の試合での仕事のため、サーレン・フィールドという球場に初めてやってきました。
しかし、新しい場所に来たことに興奮してしまったルーキーは、なんと試合中にフィールドへ乱入してしまいます。
ルーキーは戸惑うピッチャーの様子をうかがいながら、うれしそうに尻尾を振ってフィールドを走り回り、選手たちは一時中断を余儀なくされました。実況を担当するアナウンサーさえ戸惑う中、現地のファンは大盛り上がり。
結局、ルーキーは手招きされて所定の場所へと戻っていきました。
翌朝、失態を犯してしまったルーキーは、自身のツイッターで謝罪のコメントと共に、打席に立っていたキャバン選手との写真を投稿しました。
昨夜、バッファロー・バイソンズの友人であるキャバン・ビジオ選手の打席で、フィールドに飛び出してしまったことを謝罪したい。またバットを回収する仕事をもらえて、とても興奮していたんだ。キャバンとブルージェイズ※が怒っていないことを祈ります。#sorry
※バイソンズはメジャー球団のトロント・ブルージェイズ傘下です
その夜、バイソンズは試合に負けましたが、ルーキーの活躍?でファンが失望することはなかったでしょう。
reference: Crowd Goes Wild When Rookie The Bat Dog Crashes Minor League Baseball Game. (inspiremore.com)

可愛いは正義じゃな
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