猫アレルギーに悩む人に朗報!ゲノム編集技術で低アレルギー猫誕生の可能性

ネコ

愛猫家にとって猫アレルギーはとても辛いものです。猫を可愛がりたい一方、触れ合うと症状が出てしまいます。

現在でも猫アレルギーに対する様々な対処法や治療法が存在しますが、近い将来、ゲノム編集技術を用いた新しい治療法が開発されるかもしれません。


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猫アレルギーの原因

猫好きな人は多いですが、最大で人口の15パーセントが猫に対してアレルギーを持っていると言われています。猫アレルギーは、猫の唾液腺、皮脂腺、肛門周囲腺、涙腺から分泌される”Fel d 1″と呼ばれるアレルゲンが主な原因となります。“Fel d 1″の分泌量は猫によって異なり、他の猫の100倍以上分泌している猫もいます。

猫アレルギーに”Fel d 1″が大きく関連していることは以前から知られており、過去にはこのタンパク質の分泌量が少ない猫を選別して繁殖させていると主張していた会社がありました。しかし、この「低アレルギー猫」は他の猫と同じかそれ以下であるばかりか、実際には保護施設から無作為に買い取った猫を翌日顧客に販売していたことが判明し、この会社は廃業しました。

ゲノム編集技術を用いた治療

それでも「低アレルギー猫」への期待は根強く、バージニア州のバイオテクノロジー企業InBioは、分子のハサミのような働きをするCRISPR-CAS9という技術を用い、ある遺伝子領域を削除することで、猫の細胞のサンプルが”Fel d 1″を生成するのを阻止しました。

また、8種類のネコ科動物の遺伝子解析の結果、今回対象としている遺伝子領域は天然での存在量が大きく変動していることを確認し、”Fel d 1″の分泌レベルが種によって変動する説明になりえる上、これがネコの生存に必要ない遺伝子であり、遺伝子削除のターゲットに適していると結論づけています。

研究チームは今後もこのアイデアの研究を続ける予定です。まず、”Fel d 1″を発現するネコの初代細胞でCRISPR編集を再現し、その後、猫の生体実験へ移行する予定です。最終的には、成猫の低アレルギー性化に利用できる治療法を開発するとともに、他の動物に存在する”Fel d 1″タンパク質を研究し、その進化的目的や生物学的機能を探りたいとのことです。

猫アレルギーに悩む愛猫家にとっては朗報ですが、飼い猫にこの治療を施すにはまだ時間がかかりそうです。

この研究は、『CRISPR Journal』誌にオープンアクセスで掲載されています。

reference: InBio makes strong progress toward CRISPR-edited hypoallergenic cats (newatlas.com)

バイオテクノロジーはこんなことまでできるようになるんじゃな

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