凍てつく湖から救出されたカンガルーは助けてくれた人間に握手を求める（動画）

肌寒い冬の早朝五時半頃、デイヴィッド・ボイドさんがオーストラリア・キャンベラにあるバーリー・グリフィン湖を散歩していたところ、極寒の湖の中にカンガルーが立っているのを発見しました。

ボイドさんは急いで携帯電話を取り出し、当局に助けを求めます。すると、彼と同じようにカンガルーを発見した通りすがりの人たちが、凍えるカンガルーを助けるため、水の中へと入っていったのです。彼はすぐにその様子を撮影し始めました。

最初は近づいてくる人間に警戒をしていたカンガルーでしたが、2人が手を伸ばすと自分を助けてくれようとしていることを理解したようです。2人はカンガルーの体を持ち上げ、湖の岸へと運びます。

そして、岸に着くと舗装された歩道で待っている三人目の男性にカンガルーを渡しました。カンガルーは捕食者に追われると水の中へ飛び込むことがあるため、今回もそのような事があったのかもしれません。男性はカンガルーの前脚を掴んで安定させ、カンガルーがもう一度湖の中へ飛び込もうとするのを防ぎました。

そして、自分を助けてくれた男性が岸に上がってくると、カンガルーは感謝の意を表すかのように前足を伸ばし、男性と握手をしました。動画の中ではボイドさんが、「彼はあなたに感謝しているんだ」と言うのが聞こえます。

動画をアップロードした人は、「気象局によると、当時のキャンベラの気温は-1.5度、体感温度は-6度」と記しており、カンガルーがなかなか水から出られず、救助された後もやや呆然とした様子だったことが説明されています。

ボイドさんによると、「カンガルーは少しショックを受けていた」そうで、元気になるには30分ほどかかったそうです。

ともあれ、カンガルーが無事で良かったですね！

reference: Kangaroo Shakes Hands With His Rescuers After Being Pulled Out Of Freezing Water (reshareworthy.com)

助けてもらって良かったのぉ

ただ、カンガルーのキックは骨が折れるほど強力じゃから、本当は近づいたりするのは危険じゃぞ