アメリカ宇宙軍はロケットで行けない場所へ行くため馬を雇う

ウマ

2019年2月、当時のドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスの執務室において、宇宙軍創設を指示する指令書に署名をしました。宇宙軍の創設は、近年各国が激しい宇宙開発競争を繰り広げる中、宇宙の自由を守ることを目的にしています。

さて、そんなアメリカ宇宙軍ですが、彼らが乗り込むのはロケットだけではありません。なんと、ロケットでは行けない場所へ行くために馬を雇い入れたのです。


ゴースト

アメリカ宇宙軍に地球の安全を守る任務を担う新兵が加わりました。彼の名前はゴースト、ムスタングという品種の5歳になる馬です。

しかし、ゴーストが宇宙に行くことはありません。彼の大きな蹄では宇宙船の操作は難しいでしょう。当然、戦闘に参加することもありません。南北戦争が終結してからすでに150年以上が経っているのです。

では、宇宙にも行かず、戦闘に参加することもない馬はどういった任務をこなしているのでしょうか?

ミリタリーワーキングホースプログラムのマネージャーで、ゴーストのハンドラーの一人であるマイケル・テラザス二等軍曹によれば、ゴーストは四足歩行の自然保護官のようなものだそうです。ゴーストと彼の馬の仲間たちは、基地内の広大な丘や浜辺をパトロールする人間を助けているのです。

宇宙軍が空軍から引き継いだヴァンデンバーグ宇宙軍基地は、カルフォルニア州の海岸に400平方キロメートルの敷地があり、敷地内には多くの絶滅危惧種を含む貴重な動植物が生息しています。彼らはこうした保護種や、それらに脅威を与える侵入者に目を光らせているのです。

軍から出されたニュースリリースの中でテラザス氏は、「馬は私たちが人里離れたところで任務を完了するのを助けてくれます。道に迷ったハンターや傷ついた動物に対応したこともあります」と述べています。

アメリカ陸軍のATV

いくら高性能なATV(全地形対応車)であっても基地の隅々までパトロールするのは困難な場合があり、そうしたときに馬が利用されます。また、馬はATVよりも環境負荷が小さく、環境にやさしいパトロールを行うためには馬が欠かせません。

ゴーストは宇宙飛行士のように厳しい訓練を受けており、現在は週3回、個人トレーナーのもとで乗馬をしています。基地内のパトロールは馬頭星雲の探索ほどロマンチックではないかもしれませんが、間違いなく重要な仕事です。

宇宙軍のTwitterでは彼の様子を撮影した動画を公開しています。

MW🐕(軍用犬)は聞いたことがあるけれど、MW🐎(軍用馬)はどうでしょう?
宇宙へのアクセスを守るには多くのユニークな側面がありますが、30thSpaceWing(宇宙軍の部隊)は、新たに軍用馬を軍用馬保全プログラムに迎え入れました。ゴーストは5歳のマスタング(馬の品種)です。

reference: US Space Force hires a horse to boldly go where rockets can’t. (The beach) | Live Scienceヴァンデンバーグ宇宙軍基地 – WikipediaSpace Launch Delta 30 – Wikipedia

百数十万人が所属するアメリカ軍の任務は戦闘だけじゃないんじゃな

こうして環境保護活動にも尽力しているとは…

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