140年ぶりに「顔のない」魚が捕獲され、泳ぐ姿を映した動画も公開される

生物学

2017年、オーストラリアの東海岸で驚くべき奇妙な姿の深海生物が捕獲されました。その魚には顔が無く、まるでエイリアンのように見えるのです。


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140年ぶりの発見

CSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)の調査船インベスティゲーター号にこの魚が引き上げられたとき、調査員たちはこれを新種だと考えました。

しかし、歴史書を調べてみると、このフェイスレス・フィッシュは1870年代に深海探査船HMSチャレンジャー号によって採集されていたことがわかったのです。

オーストラリアにあるビクトリア博物館のディ・ブレイ氏は次のように振り返ります。

その魚には一見すると目がありませんでした。鼻の穴はかなり大きく、大きな球根状の頭部に、先細りの胴体、そして頭の下には小さな口がありました。私は遺伝子解析のための組織標本を採取し、ジョンは写真撮影の準備を始めました」

「これまで十分に調査されていない海域を調査するので、本当に何が起こるのかわかりません。私たちは、採取した標本をできるだけその場で特定するために多くの文献を船内に持ち込んでいます。そして、ジョンがカスクウナギのページをめくっていたら、紛れもないイラストに出くわしたんです

チャレンジャー号

1878年にチャレンジャー号によって採取されたFaceless cuskのイラスト

1872年、イギリスを出発したHMSチャレンジャー号は、4年間にわたり世界の海を横断し、深海生物のサンプルを収集しました。そして、インドネシアのスラウェシ島の北側とオーストラリア北東部沖のサンゴ礁の海で、フェイスレス・フィッシュの最初の標本を発見したのです。

これらの個体は2,150~2,440ファゾン(約4,400メートル)の深海から採取されました。

このような深海で生物が生き延びるためには特殊な適応をする必要があります。

「深海での生活は困難です。高い水圧に低い温度、食べ物もあまりなく、上からの光もこれほどの深海には届きません。獲物を見つけるだけでなく、獲物にならないようにするためにも感覚器官が非常に発達していなければなりません。深海には隠れる場所がほとんどないのです」と、ディ・ブレイは説明します。

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生きたフェイスレス・フィッシュ

2017年に捕獲されたフェイスレス・フィッシュの写真がインターネット上に公開されると、バイラルセンセーションを巻き起こしました。

このファイスレス・フィッシュはカスクウナギの仲間で、一般的にはフェイスレス・カスク(Faceless cusk)と呼ばれています。

学名は”Typhlonus nasus”で、ギリシャ語で”typhlos”は盲目を意味し、”onos”はメルルーサ(タラの仲間の白身魚)、”Nasus”はラテン語で鼻を意味するため、直訳すると「大きな鼻を持つ盲目のメルルーサ」ということになります。

フェイスレス・カスクは、アラビア海、インドネシア、パプアニューギニア、日本、マリアナ諸島、ハワイ沖の水深3,935〜5,100メートルの深海に生息していることが確認されています。

以下の動画は、フェイスレス・カスクの自然な生息環境を撮影したものです。


YouTube

この動画内では白い目があるように見えます。おとぼけ顔がなんとも可愛らしく見えますね。

reference: Faceless Fish and the deep-sea voyages that found it – Museums VictoriaFaceless cusk – Wikipedia

深海にはまだまだ不思議な生物がたくさんいるんじゃな

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