中国で鳥のような頭を持つ魚が発見される

動物の真面目な話

この魚の動画がネット上で公開されると、人々はこの珍しい生物を“半魚半鳥”と表現し、注目を集めるようになりました。

このニュースを報じた中国メディアは、この魚をごく一般的なコイ (Cyprinus carpio)であると同定しています。

しかし、そのくちばしのような口や側面にある小さなヒレが翼のように見えることから、この生物はミュータントのようなものではないかとの憶測が広がっています。


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半魚半鳥

しかし、専門家はこれらの臆測に終止符を打つ、より可能性の高い説明をしています。イルカや鳥のように見える頭部を持つこの魚は、おそらく生後間もない頃に発生した問題によってこのような見た目になったのであろうということです。

“半魚半鳥”という話は的外れです」と、イギリスのリバプール大学でコイを研究している動物生理学者のアンドリュー・コシンズ氏は言います。この生物の光沢のある頭部とくちばしのように尖った口は、成長不良によって説明できるのです。

「頭部骨格の変形による腫れが、口が下向きに傾くように強制したと思われます」

Photo: Newsflare

突然変異?環境汚染?

頭にこのような突起ができる正確な原因を特定することは難しいようです。

「写真や動画を見ただけでは、この奇形の因果関係を判断することはできません。しかし、遺伝子の突然変異か、水中の化学物質による環境汚染によって、魚の正常な細胞増殖が阻害されたと考えるのが妥当でしょう」と、コシンズ氏は述べています。

この奇妙な形の魚は、中国南部の川で捕らえられました。

例えば、魚を形成するのに重要な幼生期に有害な化学物質が接触した場合、その化学物質が胚の正常な成長を妨げ、その細胞機構に大きな影響を与える可能性があるとコシンズ氏は指摘します。

「幼生の成長サイクルの特定の段階で、頭部にダメージを与え、体の他の部分には影響を出さないようにするには非常に特殊な作用が必要です」

このコイの場合、幼生期における発達妨害が頭部の骨格構造の正常な細胞分裂プロセスを歪めてしまい、頭部が膨らむ結果になった可能性があると、コシンス氏は説明しますが、これも確かなこととは言えないようです。

「絶対に汚染物質が原因だとは言えません」

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パグヘッド奇形

コシンス氏は、「パグヘッド奇形」と呼ばれる同様の現象が、ある種の魚類に起こることを指摘しています。しかし、その原因については食餌の変化温度変化化学汚染物質などが引き金になる可能性があるとし、研究者たちの間でもまだ議論を続けられています。

他には、魚の頭部に急速に成長する腫瘍が存在している可能性もあります。しかし、コシンス氏は、「これほど頭部に限定されているのは不思議です。なぜ、このように目立つ腫瘍が他の場所に広がらないのか?」と疑問を呈します。

いずれにせよ、この奇形がコイの生活の質を損なうようなことはなかったのだろう、と彼は考えています。頭部を除けば、体はコイとしては普通の大きさであり、健康状態も良好のようです。もし、頭蓋の巨大化によって魚の中枢神経系が阻害されていたら、呼吸や摂食に問題が生じ、体が小さくなっていたかもしれません。

「確かに泥の中を這いずり回る魚にとっては、下向きの口は問題ないのかもしれません。私の推測では通常の生活をしていたのではないでしょうか」

その奇妙な頭の形にもかかわらず、この魚にとって幸運なこともありました。魚を釣り上げた人が、この魚を水の中へと戻してあげたと報告されています。

reference: What’s Up with This ‘Half-Fish, Half-Bird’ in China? | Live ScienceIs this a fish with a bird’s head or a bird with a fish’s body? | Metro News

ワシにはイルカのように見えたぞぃ

自分の知っている形でないものには恐怖を覚えるものなんじゃなぁ

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