オーストラリアのある島では、妖精と呼ばれるペンギンが毎晩レースを繰り広げているそうです。
いったいどんなレースなのでしょうか?
オーストラリア南部とニュージーランドの海岸線に、世界で最も小さいペンギンが生息しています。
名前はコガタペンギン。オーストラリアではその小ささからフェアリーペンギン(妖精ペンギン)と呼ばれています。
メルボルンから車で一時間半の距離にあるフィリップアイランドにはたくさんのコガタペンギンが生息しています。
彼らは日中海に出て狩りを行いますが、夜になるとサマーランドビーチの砂丘にある住処に我先にと競争するように帰ってきます。
次の動画ではその様子をレース実況さながらに中継しています。

「オーストラリア・ビクトリア州にあるフィリップ島へようこそ。素晴らしいスポーツ大会の舞台です」


「コガタペンギンがビーチに集まるとレースに向け緊張が高まります。そしてスタートです」

「おなじみの紺と白の素晴らしいヨチヨチ歩きで優勝したディフェンディング・チャンピオンが登場します。レース前の人気者ですが、集団から離れていきます。恐らく、今日は魚を食べ過ぎたのが原因でしょう」

「お馴染みのスキップ・マッキンタイヤーは、90年代に8回優勝しており、コーチとしても大活躍しています。トップグループの動きを注視しています」

「カメラの前でショーをしているのは1人か2人。他の者たちはただまっすぐに突き進んでいます」

「何人かはショートカットしていますが、この美しいスポーツに不正が入り込んでいることをジャッジは見ているでしょう」

「一方、前方では容赦ないペースで夜の寝床となる砂丘に近づいています」

「疲れが出始めているが誰が勝利するのか?」

「外側から驚異的なペースで追い上げてきました。彼が今日の勝利を手にしました」

「獲得した賞金で寝床を拡張しています。明日はフィリップアイランドでタイトル防衛を目指します」

パタパタと歩いてなんとも可愛らしいのぉ
最後は手に汗握るレースじゃったな
ニュージーランドのオークランド動物園では、怪我をして野生では生きられないと判断されたコガタペンギンを保護しています。
飼育係のデブスさんの説明を聞きながら、普段のコガタペンギンの様子を見てみましょう。

「こんにちは、私は動物園で鳥の飼育係をしているデブスです。私たちのコガタペンギンに餌を与えるところです」

「こんにちは、ペンギンちゃん。おいで!」


「私たちの小さなコロニーには11羽のペンギンがいます。みんな救助された鳥です。浜辺で病気や怪我をして発見され、野生に戻せなくなってしまったのです」


「まだ少し緊張していますね」

「コガタペンギンは世界で最も小さなペンギンの一種です。高さは25センチ、体重は1キロほどです。羽根の色がスレートブルーなので、リトルブルーペンギンとも呼ばれています」

「ペンギンたちはちょうど換羽期を迎えています。ペンギンは”破局的脱皮”と呼ばれる脱皮をしますが、これはすべての羽を同時に交換することを意味します。一度にすべての羽毛が生え変わるのです」


「コガタペンギンは陸上ではあまり優雅ではありませんが、水中ではとても美しい泳ぎをします」

「水の中ではヒレが翼のように水中を飛んでいます。動きはとても速く、魚を追いかけるときはとても機敏に動きます」

「私はコガタペンギンたちと一緒に仕事をするのが大好きです。彼らを間近で見ることができるのですから。ペンギンは一日中、海の中で過ごしているので、自然界ではあまり見られない鳥です。海の中で一日中過ごしていますからね。彼らはみんな個性的で、一般の方に彼らのことを話したり、彼らの生活や環境について説明したりするのが好きなんです」

コガタペンギンはその名のとおり、本当に小さなペンギンなんじゃ
人と並ぶとよくわかるのぉ
メガネフクロウ教授の付け足しメモ

LinuxOS公式マスコットがペンギンになったのは、開発者であるリーナスがコガタペンギンに噛まれたことがきっかけと言われておるぞ

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