ニュージーランド最大の都市であるオークランド近郊の島で、数百匹のサメがビーチを埋め尽くす様子がドローンによって撮影されました。
数百匹のサメ
この映像が撮影されたのは、オークランドから90kmほど離れたグレートバリア島です。

撮影者によると、ビーチでシュノーケリングをしていたところ、水中に信じられないほど多くのサメがいることに気付き、ドローンを使って空中から撮影をしたそうです。映像には数百匹のサメの大群がビーチを泳ぐ姿が映されています。
地元の人たちは?

地元の人たちは大量発生したサメを警戒し、海に近づかないようにしてる人もいます。
この地域に住むスティーブ・クローリーさんは、自分の店から海の監視を続けています。
「たくさんのサメが泳いでいるのが見えます。数週間前はハンマーヘッドがいましたが、今はもっと多くのサメの群れが入ってきているようです。何百匹ものサメが泳ぎ回っているんです」
「夕方には海岸の端まで寄ってきますが、昨日も泳いでいる人がいましたよ。体長60~90cmくらいの小さなサメです。まだ若いから無害ですよ。なぜここにいるのかわかりません。まだ交尾をする年齢ではないと思います」
地元の人たちによると、過去にもこのようなことが起こったことがあるそうですが、毎年起こっていることなのか、昔から起こっていることなのかはわからないそうです。
専門家の見解は?

自然保護省の海洋科学者クリントン・ダフィー氏は、こうしたサメの集合は珍しいことではないと語っています。
「前例がないわけではありません。過去にもグレートバリア周辺やタウランガ周辺で大集団が見られました」
サメの専門家であるライリー・エリオット氏もこれに同意しており、ドローンなどのテクノロジーの進化のおかげでこうした現象が見れるようになっていると述べています。
「毎年起こる自然現象で、たまたまこの時期は夏休みで大勢の人が出かけていただけです。ドローンなどの出現により、このような光景をもっと観察することができるようになるでしょう」

映像を見たダフィー氏は、サメはイコクエイラクブカ(スクールシャーク)である可能性が高いとしています。体長1.8mほどに成長しますが、人間に危害を加えるような種類のサメではないとのことです。
とはいえ、泳いでいる人は正体不明のサメに遭遇したら落ち着いて海から上がるべきですが、ダフィー氏によると、これらのサメは、人間がサメを恐れる以上に人間を恐れるだろうと言います。
「水の中に入ってもサメはあなたを避けるので、おそらく見つけるのに苦労するでしょう」
エリオット氏は、サメが野生動物であることに変わりはないので一緒に泳ぐのは得策ではないと強調します。
「サメは捕食者を避けるために安全な場所にいるので、人間がそれを邪魔することは、まだ若いサメを混乱させてしまう可能性があります」
また、ダフィー氏は他の訪問者に目を光らせておく必要があるかもしれないと指摘します。まだ小さいイコクエイラクブカは大きなサメに食べられることが多く、餌を探している凶暴なサメを引き寄せる可能性があるとしています。
reference: Hundreds of sharks in the shallows of Great Barrier Island | RNZ News、School shark – Wikipedia

すごい数のサメじゃ
大丈夫と言われても、ワシはとても海の中へは入れんぞぃ
コメント
シュモクザメ混じってるからヤバそう