2016年、ケニア北東部のヒロラで親子の白いキリンが発見されました。
これはその姿を映した貴重な映像です。なぜなら、彼らは密猟者によって殺されてしまったからです。
白いキリン

親子の白いキリンが現れました。

子供キリンは、ゆっくりと散歩をしているようです。

カメラを見つけたのか、木の陰からこちらを覗いています。
なお、これらの白いキリンは白変種※であり、アルビノとは異なります。
※白変種(はくへんしゅ、Leucism、リューシズム)とは、色素の減少により体毛・羽毛・皮膚等が白化した動物の個体をいう。メラニンに係わる遺伝情報の欠損により白化したアルビノとは異なる。代表的な白変種としては、南アフリカで野生での生存が確認されているホワイトライオンや、インドのホワイトタイガーが有名である。
白変種 – Wikipedia

普通のキリンと並ぶとその色の違いがはっきりとわかりますね。白いキリンはこの母子を含む三頭が発見されました。
しかし、2020年3月、白いキリンが発見された保護区は声明を出し、あの親子の白いキリンが密猟者によって殺されてしまったと発表しました。
これにより、白いキリンは世界で大人のオス一頭となってしまったのです。
この最後の一頭を守るため、保護団体は白いキリンの角にGPS発信機を装着し、レンジャーたちが位置を追跡できるようにしています。こうした保護活動により、密猟者から最後の一頭が守られることが期待されます。

まったくひどい話じゃ
キリンホテル
絶滅の危機に瀕しているのは白いキリンだけではありません。キリンはこの30年間で4割近くも個体数を減らしています。
そのなかでも絶滅危惧種に指定されているロスチャイルドキリンを保護している庭園が、ナイロビ郊外にあります。その敷地内にはキリンと触れ合えるホテルも建てられているのです。


このように、ホテルの中にいながらにしてキリンたちと一緒にティータイムを楽しむことができます。このホテルはマナーハウス(地主である荘園領主が建設した邸宅)を改装したもので、動物愛護家のイギリス人夫妻が経営しています。
ホテルの収益の一部は動物保護のために使われているそうです。

一度行ってみたいのぉ
この記事は、2022年2月14日に投稿した内容を修正・再投稿したものです。
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