サルやゾウなどの高い知性を持つ動物は、死というものを理解しているそうです。犬や猫がどうかはわかりませんが、少なくとも親しい人に会いたいという気持ちはあるのでしょう。
今回は、葬儀にやってきた猫がお墓から離れようとしない様子を撮影した動画をご紹介します。
白い猫
マレーシア・クアラルンプール北西に位置するランカウイ島のモスクで、故イスマイル・マット氏の葬儀が営まれていました。イスラム教のタルキン(埋葬時に唱える文句)が読まれる中、一匹の白い猫がやってきます。

なんと、その猫は故人が眠る墓を掘り起こそうとするのです。参列者が猫をどかそうとしますが、どうしても離れようとしません。そして、故人を愛おしむようにその墓の上で横になりました。孫のソフアン氏によると、この猫は飼われていたわけではなく、猫好きの故人が時々餌をあげていたのだそうです。
YouTube
付近の村人によると、この猫は葬儀以降もモスク周辺をうろうろしているそうで、お墓参りにきた家族はいつも餌をあげています。後に公開されたこちらの映像でも、故人の墓の上でじゃれるようにする猫の様子を見ることができます。
YouTubeのコメント抜粋
- この猫を見て、私は胸が痛くなった。飼い主はこの子をとても愛していたのだろう、私には想像もつかない
- 飼い主と猫が天国で会えますように
- この猫は本当に飼い主に会いたがっているのでしょう
- 猫は飼い主のことを思って悲しんでいるのです。動物に魂がないなんて誰も言えません
- 自然が彼に再び会おうとするとき、彼がどのような人であったかを物語っています。彼が安らかに眠れるように、そしてご家族にお悔やみを申し上げます🙏🏽

墓の土から故人の匂いを感じているんじゃろうか
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