人間によって絶滅させられたドードー鳥が復活するかもしれない

生物学

17世紀に人間によって絶滅させられたドードー鳥のDNAが研究者によって解読され、現代に復活する可能性があるそうです。しかし、以前の姿のまま復活できるかはわかりません。


ドードー鳥については、その絶滅の理由などをまとめた投稿があります。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

ドードー鳥復活の可能性

ドードー鳥の全ゲノム配列が初めて明らかになり、この鳥を絶滅から復活させることができるかもしれないという期待が高まっています。

カリフォルニア大学サンタクルーズ校の生物学者ベス・シャピロ氏は、コペンハーゲンの自然史博物館に保管されているドードー鳥の標本の全DNAを近々公開すると、王立協会のウェブセミナーで述べています。

この体長90cmほどの飛べない鳥は、マダガスカル沖のモーリシャス島で発見され、100年後の17世紀には絶滅してしまいました。人間によって乱獲されただけでなく、人間が持ち込んだ犬や猫、豚などの動物によって捕食されてしまったのです。

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ゲノム解析と絶滅種の復活

シャピロ氏は、「ドードー鳥のゲノムは、私たちが塩基配列決定したことで完全に解読されています。まだ公表していませんが、今まさに研究しているところです」と説明しています。

もともと、彼女は長い時間をかけてオックスフォードにある標本からDNAを採取しようと試みていましたが、保存状態が十分ではなく、微量のDNAが得られただけでした。しかし、デンマーク・コペンハーゲンで素晴らしい標本を発見したことで、一気に研究が進みました。

オックスフォードのドードー標本

ただし、ゲノム解析が完了したからといってすぐに復活できるわけではありません。

「私たちは実に高品質で網羅性の高いドードー鳥のゲノムを手に入れ、間もなく公開する予定です。しかし、この鳥を復活させることは難しいかもしれません。研究室のシャーレの中にあるドードー鳥のDNAを持った細胞を、どうすれば生きた本物の動物に変えることができるのでしょうか?」

マンモスもシベリアの永久凍土から発見された保存状態の良い標本によってDNAの全塩基配列が決定され、ドードー鳥同様、復活の期待が寄せられています。

起業家のベン・ラム氏とハーバード大学の科学者ジョージ・チャーチ氏によって設立されたスタートアップ企業のコロッサル社は、マンモスの復活を目指しています。現在、マンモスのDNAと現代のアジアゾウのDNAをクローン化し、人工子宮や代理ゾウで発育させる胚の作製を予定しています。

クローンは完全な姿を取り戻せないかもしれない

ドードー鳥は、現存するミノバトと遺伝子的に近縁であり、ドードー鳥の復活を目指す科学者が、ミノバトのDNAを改変してドードー鳥のDNAを取り込む手法をとることは考えられます。

ミノバト

英国・ブリストル大学の脊椎動物古生物学の教授であるマイク・ベントン氏は、恐竜などの古生物ではなく、現在の環境でも生きていけるであろうドードー鳥を復活させるほうが良いと考えています。

「ドードーがとても有名な鳥であることが復活させる根拠になりえます。ただし、(有名だからといって、)ティラノサウルスを生き返らせたら、人間にとっての脅威となりえるので支持されないでしょう」

ドードー鳥は絶滅してからそれほど時間が経っていないため、恐竜よりも復活させられる可能性があります。さらに、ドードー鳥の生息地はよく知られており、アクセスも簡単です。

ただし、それでも絶滅種を復活させるのは簡単なことではなく、ドードー鳥を作るということは、人間が全く新しい種を作るという現実に直面することになりえます。

ドードー鳥のDNAの一部をハトに注入し、何らかの方法でドードー鳥を生成し始めたとしても、我々が予想するドードー鳥の姿とは似ても似つかないものになる可能性は高いかもしれません。

via: Dodo Might Be Resurrected After Scientists Examine Extinct Bird’s Dna For the First Time | Nature World News

本来、地球の自然環境に必要以上に手を入れることはやってはいけないはずじゃが、ドードー鳥は人間によって絶滅させられておるからのぉ

難しい話じゃ

この記事は、2022年4月2日に投稿した内容を修正・再投稿したものです。

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