グミやキャンディにしか見えないイラガ科の幼虫たち

動物紹介

この画像は一見美味しそうなグミのように見えますが、食べるのは危険です。実はこれはイラガという蛾の幼虫(イラガ科Olona属)で、体には毒棘(どくきょう)と呼ばれるトゲがあります。

イラガ科には他にも変わった見た目の幼虫がたくさんおり、今回はそのいくつかをご紹介したいと思います。

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グミのような幼虫

イラガは世界中に生息する蛾の仲間で、多くは熱帯地域を好みますが日本にもいくつかの種が生息しています。いわゆる、”イラムシ”というのはこの幼虫(イモムシ)のことです。

他のイモムシと大きく異なるのは、足をもたず、ナメクジのようにウネウネと移動する点です。そのため、英語では”slug moths”(ナメクジ蛾)とも呼ばれています。

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冒頭でご紹介したこの黄色いグミのようなイモムシは、イラガ科の中のOlona属に分類されます。このイモムシの体の表面には、絹を液状化させた潤滑油のようなものが分泌されており、これがお菓子のような独特の光沢を出しています。また、このイモムシは危険を感じると、トカゲのように凹凸部分が剥がれ落ちていくそうです。

こちらもOlona属のイモムシです

イラガ科のユニークなイモムシたち

ここからはイラガ科の他のイモムシをご紹介していきます。

こちらはLithacodes属のイモムシと成虫です。遠目にはこちらも緑のグミのように見えますが、拡大すると毒棘がはっきりと確認できます。イモムシの体長は最大で15mm、成虫も10mm程度しかありません。

また、イラガ科のイモムシの形状は多様で、同じ透明感のある体でも左はゼリーのような丸い形をしていますが、ボルネオ島に生息する右のイモムシには触手のような突起がいくつも見られます。

こちらも触手のような突起のあるイモムシ(左)ですが、一転ど派手な色合いです。このイモムシは、背中の部分が鞍(サドル)のように見えることからサドルバック・キャタピラーという名前が付けられています。

また、このイモムシにはコマユバチという寄生蜂が寄生することがあります。メスのコマユバチがイモムシの体に卵を注入すると、卵から孵った幼虫たちはイモムシの体の内側を餌にしながら成長し、やがては体に穴をあけて外に出てきます(右)。

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最後にご紹介するのはこちらのイモムシです。一見タランチュラのように見えるこちらのイモムシは、”monkey slug”(猿ナメクジ)(学名:Phobetron pithecium)と呼ばれています。クモの足のように見える部分はダミーであり、他のイラガ科のイモムシと同じようにナメクジのように移動しています。

このイモムシからどんな変わった成虫(蛾)が生まれるのかと期待させますが、成虫は案外普通です。

さて、イラガ科のイモムシたちはいかがだったでしょうか?どれも個性的な見た目をしていましたが、これらのイモムシたちは外敵から身を守るため、警告色と呼ばれる派手な色をしていたり、タランチュラに擬態したりしているのです。生物の進化にはいつも驚かされますね。


reference: This Dangerous Caterpillar Looks Like a Delicious Gummi Candy – NerdistThe jellybean caterpillar brings the whimsy we all need right now – Australian GeographicLimacodidae – WikipediaLithacodes fasciola – WikipediaSaddleback caterpillar – WikipediaMonkey Slug Caterpillar Looks Like a Giant Hairy Spider – Nerdist

おいしそうなグミにしか見えんのぉ

ワシなら思わず摘まんで食べてしまうかもしれんぞぃ

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