世界で最も危険な毒ヘビ10種

動物紹介

2014年にビルゲイツ氏が投稿した「世界で最も人間を殺している動物」という有名な記事があります。この投稿の趣旨は、サメやクマなどの大型動物ではなく伝染病を媒介する蚊が圧倒的1位であるというものなのですが、見過ごせないのは人間に次いで3位にヘビが入っているところです。

改めて言う必要はないかもしれませんが、ヘビは大変危険な動物です。WHOによると、ヘビは毎年約540万人に噛み付き、そのうち8万1000~13万8000人が死亡しているそうです。

今回はそんな恐ろしいヘビの中でも、人間を死に至らしめるほど危険な毒ヘビ10種をご紹介します。

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1. ブラックマンバ

ブラックマンバ(学名:Dendroaspis polylepis)はアフリカで最も危険なヘビです。このヘビの強力な毒は、たった2滴で人を殺すことができると言われています。

The Conversation」に掲載された記事によると、このヘビの毒が注入されると神経と筋肉がつながる接合部の活動が阻害され、結果として麻痺を引き起こします。さらに、この毒は心毒性もあるため、心停止に至ることもあるのです。そのため、このヘビに噛まれた場合、治療を受けなければほぼ確実に死に至ると言われています。

実際に起きた被害の例も紹介されています。南アフリカの男性が人差し指をブラックマンバに噛まれ、20分後には病院に運び込まれたものの、すでに心停止状態でした。医師が抗毒素を用いて治療したにもかかわらず、結局その男性は数日後に死亡したそうです。

ブラックマンバは灰色(または褐色)のヘビですが、口の中が黒いことからこの名が付けられました。体長は2~3mほどで、時速19kmで動くことができます。また、生まれつき毒を持っているため、まだ小さな子供だからと油断することはできません。

2. テルシオペロ

中南米に生息する危険なヘビの代表格と言えるのが、このテルシオペロ(Bothrops asper)です。このヘビに噛まれると、体の組織が黒く壊死していきます。毒には抗凝固剤(血液凝固を妨げる物質)も含まれているため大量の出血を引き起こす場合もあります。

Toxicon」誌に発表された研究によると、中米における毒ヘビ被害の約半分がテルシオペロによるものだそうです。

また、このテルシオペロはいわゆるピットバイパー(クサリヘビ)と呼ばれるヘビの仲間で、これらのヘビの特徴はピット器官(ピットはくぼみの意)と呼ばれる赤外線感知器官を持っていることです。この器官によって、真っ暗な夜間でも動物が発する赤外線を感知することができ、まるで赤外線カメラを見ているように獲物を探すことができるのです。そのため、このヘビは主に夜間、恒温動物である哺乳類などが発する熱を頼りに獲物を仕留めています。

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3. ブームスラング

鮮やかな緑色の模様を持つブームスラング(学名:Dispholidus typus)は、アフリカ全土の森林で樹上生活をしている毒ヘビです。

1957年、当時著名な爬虫類両生類学者であったカール・パターソン・シュミット氏は、ブームスラングの幼生に親指を噛まれると、目、肺、腎臓、心臓、脳から内出血を起こし、約24時間後に死亡しました。このヘビはシカゴのフィールド博物館にいたシュミット氏のもとに、同定(生物種を特定すること)のために送られてきたものでした。

シュミット氏を含む当時の研究者たちは、ブームスラングを含むナミヘビ科の毒ヘビには、人間に致命傷を与えるほどの毒の量を出すことはできないと考えていたのです。しかし、それは間違いでした。

ナミヘビ科のヘビは他の多くの毒ヘビとは異なり、毒牙が奥のほうにあって口の中で折りたたむように収納されているため、後牙類(こうがるい)とも呼ばれています。ブームスラングは、ナミヘビ科の中で最も強力な毒を持つヘビの一つです。

4. タイガースネーク

タイガースネーク(学名:Notechis scutatus)は、オーストラリア南東部の山岳地帯や草原に生息する毒ヘビで、体に黄色と黒の帯があることからその名が付けられましたが、すべての個体がそのような模様をしているわけではありません。

2005年から2015年の間にオーストラリアで発生した毒ヘビ被害の17%を占めており、その強力な毒は、噛まれてからわずか15分で人間に中毒症状を引き起こします。

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5. ラッセルクサリヘビ

ある調査によると、インドには危険な毒蛇が多数生息しており、毎年58,000人以上の人が蛇に噛まれたことが原因で死亡しているといいます。その中でも特に被害が多い4種のヘビが四大毒蛇(ビッグフォー)と呼ばれており、ラッセルクサリヘビ(学名:Daboia russelii)はその中でも最多の被害を出しています。

インドにおける毒ヘビ被害の割合

このヘビは夜行性で、日中は水田などで休むのを好みます。そのため、インド南東の島国であるスリランカでは、収穫期を迎えた水田で農家の人々が被害に遭うケースが多発しています。

この種の毒性はクサリヘビ科の中でも最も致命的なものの1つと考えられており、急性腎不全や重度の出血、多臓器障害といった症状を引き起こす可能性があります。

6. カーペットバイパー

インドの四大毒蛇には、前述のラッセルクサリヘビの他に、インドコブラ、アマガサヘビ、そしてこのカーペットバイパー(学名:Echis carinatus)が含まれます。これらのヘビの中では最も小型ですが、その毒は強力で、1950年前後のインドの記録によると死亡率は36%に達していたそうです。

この種は小さく目立ちにくい反面、非常に攻撃的な性格であることで多数の被害を出しており、世界で最も危険な毒ヘビとされることもあります。このヘビに噛まれるとその部分が局所的に腫れて痛み、その後全身で出血が起こり、やがては急性腎不全に陥る可能性があります。

現在では有効な抗毒薬が入手可能になっているため、適切な治療を行えば、死亡するケースは非常に稀になっているそうです。

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7. マルオアマガサ

マルオアマガサ(Bungarus fasciatus)は、インドや東南アジアで見られる黄色と黒の体色が特徴的な毒ヘビです。他の多くのヘビ同様、日中は動きが鈍く、夜間になると活発に活動し始めます。

2016年の論文によると、このヘビの強力な神経毒は筋肉を麻痺させ、やがて横隔膜も動かせなくなると窒息死に至ります。毒は非常に強力ですが臆病な性格であり、実際の被害は非常に稀と考えられています。

8. キングコブラ

キングコブラ(学名:Ophiophagus hannah)は、毒ヘビの代表と呼べるほど有名であり、世界で最も長い毒ヘビでもあります。通常、大人のキングコブラの体長は3~4mほどですが、最大で約5.8mに達します。

他の多くのヘビとは異なり、主にヘビを主食としており、時には同じキングコブラを食べることもあります。このヘビは優れた視力を持っており、100メートル離れた場所にいる人を見つけることができるそうです。

また、このヘビは脅威を感じると、頭を地面から浮かせ、首の特殊な肋骨と筋肉を使って頭部の周りの特徴的な皮膚をさらに広げて威嚇のポーズをとります。

キングコブラは、毒の強さよりも毒の注入量に特徴があります。1回噛まれた際に注入される毒の量は約7mlで、これだけでも成人男性20人分の致死量にあたりますが、さらに2回、3回と続けて噛んでくる傾向があるのです。そのため、象をもかみ殺すと言われ、恐れられています。

この種はインドを含む南アジア、東南アジアに分布していますが、先の四大毒蛇には入れられていません。なぜなら、この種はIUCNレッドリストで「脆弱」と評価されており、生息地の破壊などによってその数を減らしているからです。

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9. タイパン

オーストラリア北部の沿岸とニューギニア島に生息するタイパン(学名:Oxyuranus scutellatus)は、非常に素早く、地面からジャンプをしながら攻撃してくることがあります。性格は攻撃的で、何度も噛まれる可能性があります。

世界の毒ヘビの中で三番目に強力な毒を持っており、血清が開発されるまでは、このヘビに噛まれるとほぼ死に至ったそうです。

ケビン・バッテン氏が捕獲したタイパンの標本

この血清の開発には、一人の男性の献身的な活躍がありました。

1950年、オーストラリア爬虫類クラブに所属していた当時19歳の青年ケビン・バッデン氏は、趣味のヘビ狩りの一環で血清作成のためにタイパンの捕獲に出かけました。彼はケアンズの近くで体長1.8mのタイパンを生きたまま捕らえ、通りかかったトラックに乗せてもらいヘビを運んでいましたが、袋に入れる際に左手親指を噛まれてしまったのです。

彼はトラックの運転手に袋に入れたヘビを研究所へ運んでくれるよう頼むと、病院に運び込まれましたが翌日亡くなってしまいました。

1955年、研究所に運び込まれたタイパンから血清が作られます。翌年には、ケアンズの11歳の少年がタイパンに噛まれる事故が発生しますが、この血清が命を救うことになったのです。

10. ナイリクタイパン

オーストラリア中部の乾燥地帯に生息するナイリクタイパン(Oxyuranus microlepidotus)は、世界で最も強力な毒を持つ毒ヘビです。

一回の咬傷で注入される毒は成人男性100人分以上の致死量にあたり、その毒性は様々ですが、主に神経毒による麻痺と血液の凝固を引き起こします。

しかし、生息数が少ないことや大人しい性格のため、このヘビによる死亡例は今のところほぼ報告されていません。何度かこのヘビに噛まれる事故が発生していますが、血清や抗毒薬があるため、幸い死亡には至りませんでした。


reference: 10 of the deadliest snakes | Live ScienceBlack mamba – WikipediaBothrops asper – WikipediaBoomslang – WikipediaTiger snake – WikipediaRussell’s viper – WikipediaEchis carinatus – WikipediaBanded krait – WikipediaKing cobra – WikipediaCoastal taipan – WikipediaInland taipan – Wikipedia

今回紹介した毒ヘビほどの毒性はないが、日本にもハブやマムシがおるから山歩きするときなどは注意が必要じゃぞぃ

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