マルキア・ヒストリクス(別名地衣類キリギリス)は多様な昆虫の中でも、特に優れたカモフラージュ能力を持ち、熱帯雨林での生存に適した昆虫です。
白い糸状の地衣類に覆われた木の枝を歩く姿は、およそ昆虫とは思えません。

左のほうからゆっくりとマルキア・ヒストリクスが歩いてきました。

体についている突起は、歩いている枝に生えた地衣類※と全く同じように見えます。
地衣類(ちいるい)は、菌類(主に子嚢菌類)のうちで、藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)を共生させることで自活できるようになったものである。一見ではコケ類などにも似て見えるが、形態的にも異なり、構造は全く違うものである。
地衣類 – Wikipedia

歩き方もゆっくりでゼンマイ仕掛けのおもちゃのようです。

こちらも素晴らしい擬態です。

白い布の上にいるとようやく全容がわかりますね。

マルキア・ヒストリクスはオーストラリア、エクアドル、コスタリカの熱帯雨林で目撃されておるぞ
体長2.5cm以下の小さい昆虫なんじゃ
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